少しだけMANABIYAに行ってきた
国内最大級と謳っていたけども会場が小学校?のようでなかなか他にはない感じのイベントだった。2日目に少しだけ参加した。
技術者としての成長のための技術トレンド
現在は独立していらっしゃる及川さんの話。こちらを拝聴するために参加したと言っても過言ではない。
自分が関わった技術がすぐに廃れてしまうのは割りとあるあるで恐れてしまうところでもあるけど、それはやはり最初にはわからない。ただそこで新しいものを学ぶことを止めてしまったり、過去に固執しすぎたり新しい技術トレンドに懐疑的になってしまうのではなく、自分の直感を信じて積極的に関わっていくようにした方が良いのかなと思いました。
エンジニアとしては「知識を身につけ技能に発展させる」のがとても重要。知識を得るには学習が必要、技能にするには経験や実践が必要。しかし、大切なのは「経験をしたこと」ではなく「経験からどんなこと学んだのか、どんなスキルを身に着けたのか」ということが大切。これは多分、振り返りやレトロスペクティブをしないとわからないことで、ただ単にやって終わりだと気づくことができない部分だと思う。
内発的動機づけと外発的動機づけはモチベーション3.0読むとよく分かる。どっちかがではなく両方とも大事。
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)
- 作者: ダニエル・ピンク,大前研一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/11/20
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技術の類似性は存在していて、過去に学んだものが役に立つこともある。例えばブロックチェーンを知るには昔のトレンドだったP2Pの知識が役に立っている。
これはデブサミのt_wadaさんのセッションの話と似ているなーと思った。ほぼ同じ時期に全然別の場所でこういった話を聞くことができて良かった。
自分のスキルを磨くにあたっては異なるドメインに飛び込んだ方が良い。これからの時代は掛け算の時代。異なるドメインの知識・経験・技能を持っていればそれは自分にとっての強みになり、レアな人材となる。それは自分の価値になる。ただし、選択するときに大切なことは
- 仕事で必要なのか?
- 心踊らされることなのか?
- 異なるドメインか?
ということを考えよう。仕事で必要でないことならば、それを仕事にしてしまうように自分から行動しよう。
エンジニアのための自分経営戦略
サイボウズ・ラボの西尾さんのお話。概要を見たときにこれは連続して聞いた方が良さそうだなーと思ってそのまま拝聴。資料がとってもわかりやすい。
Dropbox - MANABIYA_エンジニアのための自分経営戦略.pdf
最近「エンジニアのためのデザイン思考入門」を読んで学び直すという選択肢もあるなーと思い、経営学ではなかったけど社会人学生というのはちょっと興味ある。勉強したい。
- 作者: 東京工業大学エンジニアリングデザインプロジェクト,齊藤滋規,坂本啓,竹田陽子,角征典,大内孝子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2017/12/15
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経営戦略とは限られたリソースをどこに配分するかということで、今回は「時間」がリソースとなる。知識の獲得への投資は筋の良い通しで、知識はお金と違って時間が経過してもなくならない(忘れてしまうことはあるかもしれないけど…)。
今回基調講演に参加した人たちも自分の時間というリソースを消費してでも、話を聞いて知識を獲得することを選択した。
知識獲得戦略としては「教えてもらう」「行動して学ぶ」「知識交換」の3タイプがある。
知識を獲得するにしても、教師と生徒の関係だと負荷が教師側に集まってしまうので、お互いが教師でお互いが生徒である関係が良い。これが「知識交換」。
自分の知らないことを教えてもらって、自分が知ってることを教える。Give and Take の関係でも、最初はGive側になるようにしていくと良い。
そしてそれらは異なるドメインである方が良い、同じドメインを提供できる人が多いほど提供する人の立場は弱く不利になる。
自分が就職して12年目に突入したけど、一つのドメインにとどまっていて最近かなりモヤモヤしてたので、いろいろと良い気づきを得ることができた。自分のこれまでを振り返るのにも良い機会になり、少し前向き考えられるようになったかな。